5月の日経平均株価は前月末比7044円58銭(11.88%)高の6万6329円50銭と最高値を更新した。月間の上げ幅は過去3番目の大きさだった。人工知能(AI)・半導体関連株への強い資金流入が相場をけん引した。米国とイランの戦闘終結期待から、景気や企業業績の下振れ懸念が後退し、日本株の買いを誘った。米主要株価指数の高値更新やアジア株の上昇も追い風となった。
月前半は国内外の企業の決算発表を手掛かりとした売買が活発だった。中旬にかけては金利上昇に対する警戒感が相場の重荷となり、20日には6万円を下回った。5月の安値(1日)と高値(29日)の差である月間値幅は6816円38銭だった。
日経平均外需株50指数は前月末比16.95%上昇し、29日に最高値を更新した。半導体関連株に買いが集まったほか、AIインフラの需要拡大への期待から電子部品や素材、化学などへの物色が広がった。2月に算出・公表を開始した日経モート株指数(愛称:もしバフェ)も同日に最高値を付けた。日経アジア300インベスタブル指数は円ベース、ドルベース共に29日に最高値を更新した。米ハイテク株高を背景に、台湾株や韓国株が上昇した。
東京証券取引所プライム市場の5月の売買代金(立会市場ベース)は1日平均で10兆5645億円。前月比34.76%増加し、新市場区分に移行した22年4月以降で最大となった。
世界の8つの主要株価指数の中で、日経平均の月間上昇率は首位だった。米国のナスダック総合株価指数は前月末比8.35%上昇し、2位だった。米主要株価3指数は29日にそろって最高値を更新した。
(2026年6月2日)