4月の日経平均株価は前月末比8221円20銭(16.09%)高の5万9284円92銭と、2カ月ぶりに上昇した。月間の上げ幅は過去最大だった。米国とイランの停戦合意を背景に中東情勢への警戒感が後退し、投資家心理が急速に改善した。成長期待のある人工知能(AI)関連の銘柄への資金流入も相場を押し上げた。
8日には米・イランの即時停戦合意を受けて前営業日比2878円86銭高と急伸し、1日の上げ幅として歴代3位の大きさを記録した。27日には6万0537円36銭まで上昇し、終値ベースで初めて6万円台に乗せた。月間の終値ベースの高値と安値(2日の5万2463円27銭)の差である月間値幅は8074円09銭と過去最大だった。
日経半導体株指数は月間で36.17%上昇し、過去最大の上昇率を記録した。27日には最高値を更新。半導体関連はイランの軍事衝突などの外部環境に左右されず需要増が当面見込めるとの期待から、投資家の関心が集中した。日経アジア300インベスタブル指数(円ベース)も同日に最高値をつけた。月間の上昇率は16.93%と過去最大だった。韓国市場や台湾市場でもAI関連銘柄が買われた。日経平均・配当指数(2025年)の最終値は801円12銭と24年に比べ109円12銭上昇し、5年連続で過去最高を更新した。
東京証券取引所プライム市場の4月の売買代金(立会市場ベース)は1日平均で7兆8394億円。前月比0.56%減少したが、新市場区分に移行した22年4月以降で3番目の大きさとなった。
世界の8つの主要株価指数の中で、日経平均の月間上昇率は首位だった。米国のナスダック総合株価指数は前月末比15.29%上昇し、上昇率は20年4月以来の大きさとなった。
(2026年5月1日)