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2017年11月の日経平均株価

11月の日経平均株価は月末終値が2万2724円96銭と前月末に比べ713円35銭(3.2%)上昇した。上昇は3カ月連続。好調な企業業績を反映して月初めから上昇し、7日の終値は1996年6月につけたバブル崩壊後の高値(2万2666円)を更新した。同日のドル建て日経平均は21年ぶりに200ドルを上回った。東証1部の売買代金は1日平均3兆6648億円と前月に比べて18%増加し今年の最高を記録した。

1日の東京株式市場は日経平均の上げ幅が400円を超えた。発表が本格化した上場企業の4~9月期決算で業績上方修正が相次ぎ、ソニー株など業績好調な電機株や精密株に海外投資家からの買いが集まった。値がさ株の上昇が目立った7日の終値は前日比389円高の2万2937円60銭とバブル崩壊後の1992年1月以来、25年10カ月ぶりの高値をつけた。

8日以降の日経平均は下げに転じた。9日の東京市場では日経平均の日中値幅が800円を超えるなど株価が乱高下し、東証1部の9日の売買代金は4兆9935億円と約3年ぶり大きさに膨らんだ。その後、15日まで6日続落した後は一進一退しつつ上昇した。月末には米上院予算委員会の税制改革法案可決や金融規制の緩和期待が米国市場で株価を押し上げ、30日の東京市場で投資余力が高まった海外投資家を中心に金融株が買われて反発した。

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月間高値...2万2937円60銭(7日)
月間安値...2万2028円32銭(15日)