22,011.61

2017年10月の日経平均株価

10月の日経平均株価は月末終値が2万2011円61銭と前月末に比べ1655円33銭(8.1%)上昇した。上昇は2カ月連続。1カ月間の上昇率としては人民元安ショック後の急落から反転上昇した15年10月(9.7%)以来2年ぶりの大きさだった。日経平均が1950年に算出を開始して以来初めてとなる16営業日連騰を記録した。東証1部の売買代金は1日平均3兆1077億円と前月に比べ10%増加し今年の最高を記録した。

日経平均は2日から24日まで連騰した。けん引役となったのは外国人投資家だ。国内企業の業績好調に加え、22日の衆院選で与党が圧勝し、政権が進めるアベノミクスや緩和的な金融政策が持続するとの安心感が広がった。1カ月間のうち前日比で上昇した日数は19と東証が取引を週休2日制にした89年2月以降で最多だった。

中国で稼ぐ銘柄にも資金が流入した。27日の東京株式市場では中国との関連が強い銘柄でつくる株価指数「日経中国関連株50」が年初来高値を更新し、15年5月以来の1800台となった。中国共産党大会後の中国経済の先行きについて強気の見方が広がった。

月間高値...2万2011円67銭(30日)
月間安値...2万0400円78銭(2日)

201710_225.png(2017年11月1日更新)