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2017年8月の日経平均株価

8月の日経平均株価は月末終値が1万9646円24銭と前月末に比べ278円94銭(1.4%)下落した。下落は2カ月連続。北朝鮮によるミサイル発射など地政学リスクや米トランプ政権の混迷への警戒から持ち高を調整する売りが目立ったほか、外国為替市場で円高・ドル安が進み輸出関連銘柄を中心に軟調な動きが続いた。日経平均に対する投資家の予想変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は2日に12.19と2010年11月の算出開始以来、過去最低を記録したが、北朝鮮情勢の先行き懸念が高まって上昇に転じた。東証1部の売買代金は1日平均2兆4411億円と前月に比べ4.6%減少した。

月初めは2万円を挟んで一進一退の展開だったが、北朝鮮と米国との軍事衝突への懸念が高まった9日には一時335円安となった。北朝鮮が小型化に成功した核弾頭を多数保有するという米国政府の分析を米紙が報じたことなどが影響した。北朝鮮が早朝にミサイルを発射した29日は一時、1万9300円を下回り約4カ月ぶりの安値をつけた。

月間高値...2万0080円04銭(2日)
月間安値...1万9353円77銭(24日)

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(2017年9月1日更新)