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2017年6月の日経平均株価

6月の日経平均株価は月末終値が2万0033円43銭と前月末に比べ382円86銭(1.9%)上昇した。上昇は3カ月連続。約1年半ぶりに2万円台を回復したが、月間値幅(終値ベース)は398円59銭と2011年7月以来、5年11カ月ぶりの小ささだった。高値警戒感から上値追いの機運に欠ける一方、下値は日銀による上場投資信託(ETF)買いが支えた。東証1部の売買代金は1日平均2兆7764億円と5月に比べ1.5%減少した。

2日の東京株式市場で15年12月以来の2万円を回復した。1日の米ニューヨーク市場でダウ工業株30種平均が最高値を更新した流れを受け、国内企業業績への期待から外国人投資家の買いが膨らんだ。しかし、翌週6日には再び2万円を割り込んだ。外国為替市場で円相場が1カ月半ぶりに1ドル=109円台後半まで上昇し、輸出企業の採算悪化を警戒する売りが出た。9日にいったん2万円を回復したが、中旬までは2万円を下回って推移した。

下旬に入るとそれまで売りが目立っていたハイテク関連銘柄を中心に買いが入ったほか、円高・ドル安が進まなかったことが投資家心理を支えて19日には2万円台を回復した。20日には約半月ぶりに年初来高値を更新。円安・ドル高傾向を受け、自動車など輸出関連株を中心に買いが入った。その後、半導体関連銘柄が下落した30日の取引時間中に2万円を下回る場面もあったが、月末終値は2万円台を維持した。

月間高値...2万0230円41銭(20日)
月間安値...1万9831円82銭(15日)

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(2017年7月3日更新)