19,650.57

2017年5月の日経平均株価

5月の日経平均株価は月末終値が1万9650円57銭と前月末に比べ453 円83銭(2.4%)上昇した。上昇は2カ月連続。フランス大統領選挙や2017年3月期決算発表での堅調な企業業績を手がかりに上昇したが2万円の大台には届かなかった。東証1部の売買代金は1日平均2兆8189億円と4月に比べ10.7%増加し今年に入って最大だった。

中旬までは上昇が目立った。仏大統領選で中道系独立候補のマクロン氏が勝利し、市場が警戒していた欧州の地政学リスクが後退。8日の終値は約1年5カ月ぶりの高値をつけた。16日には米株高や原油価格の上昇を受けて海外投資家の買いが入り、取引時間中に1万9998円の高値をつけた。

トランプ米大統領とロシアの不透明な関係を巡る「ロシアゲート」問題への懸念が強まり、18日の日経平均は大幅続落して、約半月ぶりの安値をつけた。17年3月期決算発表が終わった後の25日は米国株などに比べて日本株の割安感が強いとの理由で、業績の伸びを期待できる銘柄などに一部の国内機関投資家が買いを入れた。しかし、その後は31日まで4日続落。5月の米雇用統計の発表を6月2日に控えて様子見ムードが強まった。

月間高値...1万9961円55銭(11日)
月間安値...1万9310円52銭(1日)

201705_225.png(2017年6月1日更新)