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2016年11月の日経平均株価

 11月の日経平均株価は月末終値が1万8308円48銭と前月末に比べ883円46銭(5.1%)上昇した。上昇は2カ月連続。同月の1営業日あたりの東証1部売買代金は約2兆6000億円と2月以来、9カ月ぶりの高水準になった。月初から荒い値動きが目立った。米大統領選の結果が判明した9日には1日で900円超下落したが、翌10日には1000円超上昇した。短期筋を中心に売買が膨らんだようだ。10日以降は順調に値を上げ、21日には約10カ月ぶりに1万8000円台を回復した。

 トランプ次期米大統領が財政支出を増やし、インフレ率が高まるとの見方から米ダウ工業株30種平均が上昇。円安・ドル高によって輸出企業が恩恵を受けるとの思惑から、業績改善が期待できる大手電機などの輸出株が買われた。25日の取引時間中には一時、1月4日につけた年初来高値(1万8450円98銭)を上回った。円安・株高の流れは月末にかけて一服した。30日からの石油輸出国機構(OPEC)総会で減産が合意されるかを見極めたいとして、いったん持ち高を調整する動きが広がった。

月間高値...1万8381円22銭(25日)
月間安値...1万6251円54銭(7日)

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