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2016年10月の日経平均株価

 10月の日経平均株価は月末終値が1万7425円02銭と前月末に比べ975円18銭(5.9%)上昇した。同月の東証1部売買代金は1日平均1兆9240億円と2014年8月以来2年2カ月ぶりの低水準。売買が低迷する中で日経平均は2カ月ぶりに上昇した。月初から欧米株高や原油高を受け、11日には約1カ月ぶりに終値が1万7000円台を回復。米大統領選で民主党のヒラリー・クリントン候補の優勢が伝わったことで買い安心感が広がった。その後、3月期決算企業の4~9月期決算の発表を控えて売買を見送る投資家が増え、利益確定売りに押されて1万6000円台が続いた。しかし、原油価格の上昇が資源国経済を下支えするとの期待感が再び広がった20日の終値は続伸し1万7235円50銭と半年ぶりの水準を回復した。28日には外国為替市場で1ドル=105円台まで円安が進んで投資家心理が改善した。

月間高値...1万7446円41銭(28日)
月間安値...1万6598円67銭(3日)

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