2017年3月13日の日経ジャスダック平均株価(22年4月1日に算出終了)は反落し、2月10日から3月10日まで21日間(営業日ベース)続いた連続上昇が途絶えました。1989年10月13日まで続いた連続上昇の過去最長記録(22日間)更新まであと1日でした。それでは、日経平均株価の連続上昇記録は何日間でしょう。
c.16日間
日経平均株価の連続上昇の最長記録は2017年10月2日から24日の16日間です。けん引役となったのは外国人投資家で、国内企業の業績好調に加え、22日の衆院選で与党が圧勝し、当時の安倍政権が進めるアベノミクスや緩和的な金融政策が持続するとの安心感が広がりました。
連続上昇記録の2位は1960年12月21日から61年1月11日までの14日間です。当時は高度経済成長期のまっただ中で、続伸中の12月27日に池田勇人内閣が「国民所得倍増計画」を閣議決定しました。この間に日経平均は初の1400円台乗せを達成しています。60年は11月1日から14日にも11連騰を記録しました。
3位は88年2月の13日間。87年10月にダウ工業株30種平均が急落した「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」の影響から立ち直り、急落前の高値(2万6646円)への回復をうかがっていた時期です。連騰で7%近く上昇し2万5000円台を回復しました。
(もっと知りたい)
日経平均株価 上昇・下落記録
1960年代:証券恐慌に対して日銀特融発動
1980年代:ブラックマンデーからバブルへ
(2017年3月13日更新、2022年4月4日追記)