日経平均株価66年の歴史の中で、終値が前日と変わらなかった(前日比ゼロ)日は、2016年6月までに何日あったでしょうか?(ヒント:日経平均は約18400日計算されています)
a.8日
意外かもしれませんが、割合でいうと約10年(2300日)に1回という少なさです。8回のうち、遡及算出(注)した1949年に1回、1950年に4回と、算出の初期に5回も出現しています。以降は、1956年、1961年、1978年、1989年に1回ずつありました。バブル経済が崩壊した1990年以降は一度もありません。
算出初期に集中した理由は、除数の大きさにあると考えられます。初期は、除数が225に近い数だったので、構成銘柄の株価合計が2円程度違っていても、前日比がゼロになる可能性がありました。現在は除数が25程度ですので、少なくともその1/10の20銭程度の違いに収まらないと前日比がゼロになりません。
(注)日経平均は、1950年9月7日の算出開始以前は、戦後東証が取引を再開した1949年5月16日まで遡及して計算をしています。
(もっと知りたい)日経平均株価 ヒストリカルデータ
(2016年6月27日更新)