日経平均クイズ19

戦後の東京証券取引所再開以降、平日に株式の取引がなく株価指数が算出されなかった日は7日ありました。このうち3日は2月でしたが、該当しない理由はどれでしょう。

  1. a.大雪で東証が臨時休業
  2. b.昭和天皇の大喪の礼
  3. c.大規模地震で東証が臨時休業
  4. d.大商いで市場機能が麻痺

答えをみる

c.大規模地震で東証が臨時休業

関東大震災が起きた1923年9月1日に東京株式取引所(現在の東証)の建物が全焼し休場になりましたが、日経平均株価の公表が始まった1950年9月以降で震災を理由に東証で株式取引が休止になったことはありません。東日本大震災が発生した2011年3月11日午後2時46分の直後から日経平均は下げましたが、株式は大引けにかけて通常通り取引されました。

日経平均(当時は東証修正平均株価)の公表開始から約半年がすぎた1951年2月15日、東証は大雪で臨時休業となりました。気象庁の記録によると当日の東京は最大33cmの積雪でした。翌日の日経新聞は「戦前には東証の所員はほとんど都内に居住していたが最近は都外の居住者が激増したためという。また各証券会社でも朝のうちは、1、2%の出勤率だった」と報じています。

昭和天皇の大喪の礼は1989年2月24日でした。この日を含め、皇室関係の儀式により取引がなかった日は計4日ありました。

1953年2月9日の東証は大商いで市場機能が麻痺しました。翌日の日経紙面には「神戸、札幌を除き東京以下の七証券取引所は未曽有の株式大商内(大商い)をさばききれず、九日遂に臨時休業を余儀なくされた」とあります。

(もっと知りたい)日経平均株価 ヒストリカルデータ

(2017年2月13日更新)