日経平均クイズ18

ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利が判明した2016年11月9日(日本時間)の日経平均株価の動きを示したグラフは次のうちどれでしょう。

d.

 日経平均株価は午前9時(日本時間)の寄り付きから午後3時の大引けまでの東京証券取引所の取引時間中、15秒ごとに計算されます。株価は国内外で起きた出来事やニュースに敏感に反応し、大きな値動きを示すこともあります。

 グラフdのように米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利したと判明した16年11月9日の日経平均は荒い値動きとなりました。朝方は民主党のヒラリー・クリントン氏が優勢との見方から午前10時すぎに前日終値を200円超上回りましたが、トランプ氏が優勢と伝わると東京外国為替市場で円高が進んで日経平均は急落。終値は前日比919円安の1万6251円と約3カ月ぶりの安値をつけました。

 一方、グラフaは一夜明けた16年11月10日の値動きです。前日とは打って変わってトランプ氏がインフラ投資を積極的に進めるとの期待感から買い優勢となり、寄り付きから10分ほどで1万7200円に達しました。終値は前日比1092円高の1万7344円と2016年で最大の上げ幅を記録しました。

 グラフbは英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決まった16年6月24日の値動きです。当初は英国がEU残留するとの見通しが多く、離脱派優勢が伝わるにつれてショックが広がりました。終値は前日比1286円安の1万4952円と過去8番目の大きな下げ幅でした。

 グラフcは08年の米大統領選でバラク・オバマ氏の勝利が判明した11月5日の日経平均の推移です。リーマン・ショック後の東京市場ではオバマ氏の景気対策への期待が株価を押し上げ、終値は前日比406円高の9521円でした。

※日経平均プロフィルの「日次サマリー」では、04年9月末以降の日経平均の日中の値動きをご覧いただけます。

(2017年1月20日更新)