日経平均株価の算出が始まった1950年以降、これまで継続して採用され続けている銘柄は何銘柄あるでしょうか。
c.92銘柄
日経平均株価は1950年の算出開始以降、その時々の日本経済の姿を映す銘柄へと入れ替えつつ、原則225銘柄で算出してきました。このうち約4割にあたる92社(2016年5月末時点)が60年以上市場を代表する銘柄として活発に取引され続けていると言えます。
92銘柄の中には、例えば、キッコーマンや味の素、TOTO、ヤマハなど長年高いブランド力を維持している企業のほか、東武鉄道や東京急行電鉄など地域密着型で沿線開発を続けてきた鉄道株などがあります。旭化成や富士フイルムホールディングス、宝ホールディングスのように時代にあわせて多角化を進め、創業時の事業以外でも稼ぐようになった企業もあります。
日経平均の大先輩にあたるダウ・ジョーンズ工業株30種平均(ダウ平均)の場合、1896年の算出開始時の銘柄で、現在も採用されているのはゼネラル・エレクトリック(GE)だけですが、そのGEも過去120年間で2回除外された事があります。
(注)合併や共同持ち株会社化した場合で、構成銘柄の事業を継承した会社が速やかに採用された場合は、継続しているとみなします。また、経営統合に伴う一時的な上場廃止など、テクニカルな理由で短期間除外されていた場合も継続しているとみなします。
(2016年6月13日更新)