日経平均クイズ09

66年の歴史を持つ日経平均株価にとって、1万円は重要な節目の一つです。この節目をめぐって過去に株式市場に大きな影響を与えた出来事が起こっています。下記のうち、日経平均1万円割れにならなかった出来事はどれでしょうか。

  1. a.山一証券が自主廃業(1997年)
  2. b.米国同時多発テロ(2001年)
  3. c.リーマン・ショック(2008年)
  4. d.東日本大震災(2011年)

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a.山一証券が自主廃業(1997年)

山一証券が自主廃業を決定したのは1997年11月24日。連休明けの翌25日の東京株式市場は金融システムへの不安から証券、銀行株を中心に売り注文が殺到し、日経平均株価の終値は前週末比854円05銭安の1万5867円53銭でした。金融機関の破たんが相次いだ97年でしたが、日経平均の安値は1万4000円台で止まりました。

日経平均が1万円の大台を割り込むようになったは2000年代に入ってからです。米国同時多発テロの翌日2001年9月12日の終値は前日比682円85銭安の9610円10銭でした。

米リーマン・ブラザーズが連邦倒産法第11章の適用を申請した翌日の2008年9月16日の終値は1万1609円72銭でしたが、この破たんをきっかけに金融危機への懸念が急速に広がり、10月8日に1万円を割り込み、27日には7162円90銭を記録するなど1カ月ほどで4割近く下落しました。

東日本大震災後の週明け2011年3月14日の終値は前週末比633円94銭安の9620円49銭でした。

(もっと知りたい)
 1990年代:バブル景気が崩壊、公的資金投入へ
 2000年代:911テロとリーマン・ショック

(2016年8月17日更新)