日経平均株価を構成する銘柄には長い歴史のある企業が少なくありません。2016年末時点で会社設立から100年以上の銘柄はいくつあるでしょうか。
a.31銘柄
2016年が設立100周年にあたる構成銘柄は日本化薬と日本精工の2社です。日本化薬は国内初の産業用火薬メーカーとして1916年に創立し、医薬品や自動車部材などに事業を多角化してきました。日本精工も同年に国内で初めてベアリング(軸受け)を生産し、現在も国内最大手メーカーです。
日経平均の採用銘柄で最も歴史がある企業は太平洋セメント(1881年設立)で、日本郵船(1885年)と東京ガス(1885年)が続きます。これら100年を超える歴史のある企業はそれぞれの経営理念に基づいて経済環境の変化という荒波を乗り越え、今日も日経平均を構成する主要企業の地位を保っています。
現在の構成銘柄のうち、2017年に設立100周年を迎えるのは、TOTO、明電舎、ニコン、横浜ゴム、大成建設、キッコーマン(設立年月日順)の6社があります。
注)このクイズで用いた設立時期は日経の総合経済データバンク「NEEDS」のデータに基づいています。一般的に歴史の古さで知られる企業でも、企業再編や持ち株会社化などで新会社が設立された場合は、新たな設立年から数えているため「100年以上」に含まれないことがあります。
(もっと知りたい)日経平均銘柄変更履歴
(2016年10月26日更新)