PBRはある企業の株価を1株当たり純資産で割って算出します。単位は倍で、株価が企業の1株当たり純資産の何倍の水準になっているかを示します。この値が低いほど純資産の割に株価は低い値にあると判断されます。株価の大きな節目とされるのは「PBR=1倍」です。企業の正味の財産と株価が同等になったときのPBRが1倍だからです。それが1倍未満になると、株価が正味の財産を下回ったことを意味します。つまり、企業が解散して、負債を返済した後に残った資産(純資産)の評価額よりも株価が安いわけです。
PBR=株価 ÷ 1株当たり純資産
PBRは日経平均のような株価指数についても計算することができます。日経平均プロフィルでは日経平均のPBRの値を、「加重平均」と「指数ベース」の2つの異なる方法で集計した値を表示しています。
(参考情報)日経平均プロフィル「日次サマリー」
(2016年6月1日更新)