23,098.29

2018年1月の日経平均株価

1月の日経平均株価は月末終値が2万3098円29銭と前月末に比べ333円35銭(1.5%)上昇した。上昇は5カ月連続。企業業績の回復期待や世界的な株高を受け、23日には26年ぶりに2万4000円台を回復した。その後は円高懸念が強まり、月末にかけて下落基調に転じた。東証1部の売買代金は1日平均3兆3503億円と前月に比べて20%増加した。

日経平均は2018年最初の取引となった4日の東京市場で昨年末から741円上昇した後、3連休を挟んで9日まで3日続伸したが、その後は心理的な節目とされる2万4000円の手前で一進一退の値動きが続いた。

23日の終値は2万4124円15銭と1991年11月以来の2万4000円台にのせた。つなぎ予算成立で米政府機関の一部閉鎖が解除される見通しになり前日に米国株が最高値を更新したほか、日銀が金融政策の現状維持を決めて先行きへの不透明感が薄れた。その後は米国市場で長期金利の上昇が続き、金融市場が不安定になるとの警戒感から31日まで6日続落した。この間の下げ幅は合計で1025円に達した。

1月の特徴としてドル建て日経平均が5日に209ドルと約22年ぶりの水準を回復し、その後は月末まで210ドル台を維持したことがある。世界経済の拡大期待を背景に運用リスクを取る動きが広がり、海外投資家の資金が流入している。

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月間高値...2万4124円15銭(23日)
月間安値...2万3098円29銭(31日)